季節の花みほん
ミモザ(フサアカシア):春一番に割く花。甘く穏やかな干し草のような香りが好まれ、石鹸や香水、飴や飲料などの食品の着香に用いられます。
ミモザの散歩道
ジョンキーユ(黄水仙):3月第一日曜のグランメール(おばあちゃま)の日に贈る花、花売りが立ちます。
花言葉ふたつ
春一番の庭の花
ピッサンリ(西洋タンポポ):早春の野で花の咲く前の葉を摘んでサラダに、花弁はタンポポ蜂蜜に。春の葡萄畑はタンポポの絨毯。
タンポポ蜂蜜
ヴィオレット・オドラント(ニオイスミレ):土の中殻どうしてこんな綺麗な色がでてくるのでしょうね、一輪あるだけで辺りは甘い香りに。
ミオソティス(勿忘草):”私を忘れないで”と咲く小さな青い花。春の野や葡萄畑では、小さな顔をした野生種が見つかります。
永遠の春
ムスカリ:うちの周りでは花壇の花ではなくて、葡萄畑の道端に尽くしのように元気に生えています。麝香(ムスク)のような独特の香り。
紫の絨毯
パクレット:パーク(イースター)の頃に割くのでパクレット。花弁を千切ってする濃い占いの花だそうです。薬効あり。
追いかけっこ
ステロール・オロステ:森のケモノミチの入り口に春になると顔を出す可憐んな白い花。別名は、”鳥の舌”。
春のカップケーキ
ミュゲ(すずらん):ポルト・ボヌール~幸せを運ぶ花。5月1日スズラン祭りには、花売りが立ちます。フランスの森では自生している地方もあります。
リラ/ライラック(ムラサキハシドイ):紫、白、ピンクがある。春を彩る美しく芳しい花房。リラが咲くと散歩道に淡い石鹸のような清潔な香りがふ~っと漂ってきます。
スリジエ(さくら):桜の花を眺めながら、早くも6月の豊作を願い、クラフティの味を思い浮かべるのがフランス流のお花見です。
お花見散歩
シブレット(チャイブ):いつもお料理に大活躍のか細い葱の花は、こんなに美しい赤紫色。
ロバのセルフォイユ(シャク/ノラニンジン):野山のどこにでも茂っている白い小花。抱えるほど切り取って大きな花瓶に挿せば、家の中まで野原の小道がつづくかのよう。
すずらんの日
ニセアカシア:”アカシアのベニエ(揚げ菓子)はもう食べた?”、村の五月の挨拶です。森にかけられたレースのような白い花房が、高い枝から白降ってくると、そろそろ青空に夏雲が浮かびます。
五月のお茶の友
シュロー(にわとこ):エルダーフラワー、花、実をシロップや薬草酒に。白葡萄のような香り。
花の香りをいただく
にわとこのお菓子と
リスの散歩道
白チーズのガトー
フルール・ド・ラン(亜麻の花):透明な空色をした初夏の花。花弁は風が吹くと儚く散ってしまうけれど、茎の繊維は上部で上質なリネンとなります。
ジャンヌの涙
マルグリット(マーガレット):うちの木陰でお隣のカップルが結婚式の披露宴をひらきました。石のテーブルにこの花を飾って、花言葉は真実の愛。
マルグリット(マーガレット):うちの木陰でお隣のカップルが結婚式の披露宴をひらきました。石のテーブルにこの花を飾って、花言葉は真実の愛。